冬虫夏草ってなに?|藤原株式会社ではチベットの本物の冬虫夏草を培養し輸入、冬虫夏草サプリを販売しています。

冬虫夏草ってなに?

冬虫夏草とは

冬虫夏草は虫でもなく、草でもない、キノコ(虫草菌)の一種です。このユニークなキノコは特有な栄養素を含有し、エイジングケアや健康維持などが期待されています。世の中には虫草菌が400種以上存在していますが、中国漢方範疇での冬虫夏草が厳しく定義されています。冬虫夏草と呼ばれるのはコウモリ蛾に寄生した虫草菌(学名:コルジセプス・シネンシス)だけです。漢方医学書など研究資料に「冬虫夏草」と言及されたのもコルジセプス・シネンシスのことです。一方、日本では虫草菌の研究者により広義的に「すべての虫草菌が冬虫夏草といい」と定義されています。

冬虫夏草の歴史

中国では約2,400年前から冬虫夏草が特別な食材として珍重されていました。以前では王族など特権階級の間で宮廷料理などに使用された記録があります。近代では様々な薬膳に重宝されています。1987年に中国においては一級漢方に認定され、1995年には国家指定食品にもなりました。冬虫夏草はすでに日本、中国とも抗がんのテーマに研究されていますが、近年では健康食品として再び注目されています。特に2003年新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)流行の後、冬虫夏草の価値が見直され、知名度と市場価格が一気にあがりました。

冬虫夏草の発生環境

毎年の7‐8月頃、虫草菌に感染されたコウモリ蛾の幼虫が土の中に潜り、植物の根を食べ大きく成長します。一方、幼虫体内の菌も繁殖し始めて「菌糸」になりつつあります。10‐11月、幼虫は体内のたんぱく質がすべて菌に食べられて死んでしまい、形だけが虫のままで中身はほとんど白い菌糸の「冬虫」になります。標高3,500メートル以上のチベット高原では真冬の最低気温が-10度で虫草菌が一時成長停止します。翌年の春になると幼虫の頭部から虫草菌の子実体が伸長し地面に出ます。この状態は「夏草」と呼ばれています。6月ごろに成熟した「夏草」は胞子を噴出し、再びこの年にできたコウモリ蛾の幼虫に侵入します。

COLUMN

冬虫夏草と日本での冬虫夏草(サナギタケ)の違い

冬虫夏草と日本での冬虫夏草(サナギタケ)の違い

簡単に栽培できるサナギタケ(コルジセプス・ミリタリス)が日本では広義的な定義によって「冬虫夏草」として知られています。ところが、そもそも菌種が違うので冬虫夏草と別物です。弊社は中国漢方に認定されたチベット高原産の認定菌種コルジセプス・シネンシス菌糸のみ使用しています。

冬虫夏草

冬虫夏草の菌種はコルジセプス・シネンシスであり、灰白色の菌糸がコウモリ蛾の幼虫体内に充満されています。この菌糸が最も重要な成分です。藤原の冬虫夏草は同菌種のため、虫体内部の菌糸と同様に灰白色です。

サナギタケ

コルジセプス・ミリタリスという菌種がカイコの蛹に寄生したものです。人工栽培が比較的容易で冬虫夏草の代用品として用いられますが、性状(色、味、匂い)などは本物の冬虫夏草と全く別物となります。

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